【セラピストのやりがい】
人の役に立っている実感が持てるセラピストは自身の手指を使って、身に付けた技術でお客様を癒します。セラピストの商売道具はまさに『自分自身』。癒しを求めてやってきたお客様に、気持ちよかった、身体が楽になったと声をかけていただくことが多いです。そういった感謝の言葉をいただけると、身一つで勝負しているからこそ味わえる充足感があります。
自分だけのお客様がつくセラピストを続けると、いつも自分を指名してくれるお客様が出来るようになります。個人を指名するにはプラスでお金がかかります。余分にお金を払ってでも、この人に施術してもらいたいと思ってきてくれるお客様が自分についてくれるということです。技術を磨いて更に期待に応えたいという気持ちになり、仕事へのモチベーションも上がります。
手に職がつく施術を通して身についた技術は、スクールや講座で学ぶだけでは得ることはできないものです。そして身についた技術は失われることはありません。例えば女性の方で、結婚出産で一線から退き長いブランクができてしまっても、サロンに勤務経験があると、再び別のサロンなどに復帰することもかなり有利な要素になります。身についた技術は一生ものであると言ってもいいでしょう。
また、技術を身に付け独立することができるのも大きな利点です。店を構えると言っても、マンションやアパートの一室を借りて、そこをサロンとすることもできます。かなり身近なところに独立の選択肢があるのも手に職が就くセラピストならではです。
また、技術を身に付け独立することができるのも大きな利点です。店を構えると言っても、マンションやアパートの一室を借りて、そこをサロンとすることもできます。かなり身近なところに独立の選択肢があるのも手に職が就くセラピストならではです。
【セラピストの苦労】
体力勝負手指で施術を行うとはいっても、自身の体重を乗せお客様の身体をもみほぐしているので、かなり体力を使います。また、職業病として腱鞘炎や腰痛があげられます。歩合制で働くセラピストは、体調を崩してしまい働けなくなってしまうとその分給料も下がってしまいます。体力があることはもちろん、風邪などの流行病などに対してしっかりと予防をしなくてはいけません。
勉強をし続けなければいけない施術に対して、サロンごとに必ずマニュアルはあります。しかし、一人一人のお客様に対するマニュアルは存在しません。その人に合わせた力の強さ、その人の身体の悩みに対してどう施術するか……100人お客様がいれば、100通りのオリジナルな施術を考えなければなりません。どんなお客様にも対応できるように、知識や技術の向上に終わりはありません。空いた時間や就業前、終業後に勉強をしなければならないこともあります。